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life is: eat, love, sleep.

留学するって何だろう

今日の日記は、

 

散歩して服を買って、ヘルシンキ旅行に備え「かもめ食堂」を観ました。

 

以上です。笑

 

ほんとに今日はそんなもん。

 

 

 

それより、朝からとある先輩の記事を読んで

ぼーっと考えごとをしていました。

 

taigabeppu.com

 

これ、去年から今年の夏までデンマークに行ってた

ゼミの先輩の記事です。

 

私の留学とは入れ違いで、2,3回くらいしか会ってないし、

まだちゃんと喋ったことはないのですが。

勝手に引用してすみません。笑

 

もうあまりブログは更新してないみたいだけど、

先輩の記事一つひとつ、いちいち共感しすぎて

心の中でいいね連打してた。

 

 

引用の記事の内容にもあるけれど、

長期留学する目的っていったい何でしょう。

 

きっとぱっと上がるのは、

自分の専門の勉強のため、

語学の勉強のため、

異文化交流をするため、とか

この辺かなぁ。

 

まあ何かと、”留学する”とか”留学した”っていうと、

「おお頑張ってんだなぁ」とか「賢いんだなぁ」とか言われますよね。

箔がつく、そんな感じ。

シューカツでも困らない!的な。

 

でも実際に長期留学して何をしたかなんて

当の本人にしかわからないもの。

 

ちゃんといます、

「死ぬほど苦しいくらい勉強する留学にしたい。」

「海外インターンに行って知らない世界を見たい。」

って言って旅立った友達。ちゃんといるんです。

きっと実際に目標に向けて頑張ってるんでしょう彼らは。

 

ただ私は全くそんな類の人間ではないのです。

 

 

勉強?

うーんまあ自分の興味のあることはやりたいし、

今のところ(時々流れに乗れないこともあるとはいえ)授業は楽しいし。

でもこれだけやるための留学にしてはあまりにも長い。

もちろん現状わたしに課題は山積です。

もっと英語で思考して理論を理解して、それをアウトプットできるようにならなきゃいけない。

それでも、勉強だけ!生活の9割は論文片手の生活!なんて、

とても私には無理。勉強以外の私生活が成り立ってこそ、勉強に集中できるのだと思う。

 

それと、確かに日本の大学の授業よりかは密だし英語だし、

学問的な汎用性は高いのかもしれない。

だけど密な授業だとか深い理解を得たいのなら

積極的に行けば日本の大学にも求めることはできるし、まして

母国語でない言語から深い理解を図ろうなんてちょっと遠回りだなって思う。

浅い理解、とは言わないまでも、基礎部分を日本語と英語で

両面からしっかりと理解することが私の当面の目標。

そこをスタート地点にしないと、もっと複雑で実務的な事象に対して

地に足のつかない考えしか浮かばないんじゃないかな、と。

(もっと勉強しろゆるゆる頭のクソ大学生!と

 お叱りを受けるのは覚悟のうえで。笑)



 

 

じゃあ、異文化交流?

これはまあそこそこかな。笑

先輩の言葉を引用すると、

いろんな国の人と話して、「理解できない」ことを理解する。

って、これから誰と何をするにしても ある程度は必要なこと。

 

でもここで一生涯の友達ができるとは思えない。正直言っちゃうとね。

 

もちろん、各国から来てる留学生と仲良くなって

今度のその国に行くことがあったら、もしかしたらご飯くらいは行くのかも。

まあでもその程度が最大の最大じゃないかと思ってる。

 

そもそも、大半の留学生が12月には帰国してしまうから

非常にテンポラリーな交友なのはお互いわかってる。

(それでも、共有した時間は大切だよ!という人もいるかもしれないが、 

 はっきりいって私はそこまでアツくてコミュ力の高い人間ではない。)

 

何年隔たっても付き合い続ける友達って、

いい意味で、自分にとってもっと都合のいい存在じゃなきゃ無理だと思う。

っていうのは、育ったバックグラウンドだとか言語だとか

共通のコンテクストを持った人間のほうが

コミュニケーションが円滑なのは確実だから。

そういう人間のほうが自分を深く理解してくれる可能性は高いし、

私もそう思ってるから、信頼できる友達として付き合える。

 

あ、別にここでの人間関係を排除してるわけじゃないよ、

ここでの友人関係はそれはそれで大切にしてるし、

偶然にも気の合う友達がここでも見つかればいいなぁとは思っています。

可能性の大きさの問題ね。

 

 

 

じゃあ私は、

多額の奨学金をもらって、それでも足りないくらいのお金をかけて

何を期待して、何をしにここに来たんだっけ。

 

 

「期待」という点で見ると、もしかしたら私は

「ステレオタイプな”留学経験”」を想像していたのかもしれない。

 

英語でガツガツ勉強して、いろんな国の人とウェーイってやってんの、

なんかすごいし、楽しそうじゃん?!

Facebookにアップしたらめっちゃいいね付くんじゃん?!笑

とかそんなもん。笑

 

 

でも、留学して1か月経った今、

何が自分にとって一番新鮮かって

 

私が何を/誰を好きなのか、何を大事にしてるのか、どんな風に生きてるのか

 

それらを客観視してつかみ取ってることかな、と。

 

「自分探し」じゃんそれ、って言われそうですごい嫌だなー。笑

探してないんだよー、歩いてて偶然ぱっと見つけるような感じ。

 

 

こんな慣れない生活を強いられる中で、

自分がここに来てまでまだ執着してるもの。

どうでもいいや、って存外簡単にぽいって投げ出してるもの。

 

そんなものを見比べて

へーこんなものが私を構成してたのか、と。

 

1か月過ごしてみての感想は、そんなところです。笑

 

 

 

留学生活は如何様にも簡単になるし、如何様にも難しくできる。

 

私はまだまだ単純に生きてるほう。

 

 

まぁ、そんなことを大っぴらにはできないから

普段この類の自分語りは誰にも見せない別のところに書き溜めてるのですが、笑

今日はどうしても別府さんの記事を共有したくて、書きました。

 

 

頑張ってる皆様の威を借りて生きる、こんなエセ”留学生”もいるのです。

 

それでもまだまだ日本じゃ”長期留学経験アリ”は立派な折り紙付きの証らしいから

今はちょっとだけそのお面をかぶらせていただいて、

自分なりの”留学経験”を充実させたいと思っております。

 

 

…ただ一つ、つぎ込んでくれたお金以上の何かを学んで持って帰らねば。笑