p1gch.se

life is: eat, love, sleep.

パンを作ってるって話


ご無沙汰してしまいました。

って、ここんとこ数記事連続でそんなことを書いている気がします。


ねれない。

f:id:p1gch7349:20160504105604j:image
ただいまの時間は、午前3:42。
この時間ともなるとちょっとだけ空が白んできて、小鳥たちが起きてきます。
ちょっと映画を見始めて止まらなくなったり、ゲームなんかしてこんな時間まで起きていると、窓の外が気になって、もう寝れない。
さえずりって、けっこーうるさいんです。笑

5月頭のこの時期、日の出は4時、日の入りは9時近く。
夜遅く家に帰っても妙に明るくて落ち着かない。

この眠れない夜に、久しぶりに更新してみようかなと思い、スマホでぽちぽち書いている次第です。

暇つぶしに

f:id:p1gch7349:20160504105709j:image
さて、ここ最近ヒマを潰す手段といえば、パン作り。
日本にいるときにパンを作ると、どうやって、誰に消費してもらおうかなあなんて悩んじゃうのですが、
毎週language cafeがある曜日にばばっと作ると、fikaのお供にしてくださる方がたくさんいるので、調子に乗って作っちゃったりしています。 

毎度毎度持っていっていると、マズイものは作れないなーってプレッシャーとか、またあいつ…とか思われないかなーとか(ちょーくだんないね笑)
まあともかくも、そんな感情になるので、上手く作れるよう日々頑張ってみたり。

この前、期待してパンの出来上がりを待ってくれていた友人に、ガチゴチのパンを振舞ってしまった時は、かなり申し訳なくなりました。笑

てかまあ、留学生はこんな風にのんきに暮らしております。



そんなことはさておき、今日の本題。

スウェーデンでのパン作り

f:id:p1gch7349:20160504110023j:image
日本の家庭でパン作りをする時は、大抵の場合ドライイーストをお使いになるのではないでしょうか。
私もよく自宅で焼いていました。
f:id:p1gch7349:20160504105500j:image
そう、こんなやつ。スーパーカ●リヤとか、そういうの。

小耳に挟んだだけなのですが、ドライイーストってフランスパンのようなかためのパンに向いているらしいのですね。

その一方で、毎日大量のイーストを消費する普通のパン屋さんでは、生イーストが主流なのだそうで。
この生イースト、水分が70%を占めるだけあって、消費期限がすごく短い。
そういうこともあり、日本の一般の家庭ではなかなか扱うことが難しく、業務用でしかお目にかけることがありません。

しかしその一方で、ここスウェーデンでは、バターやヨーグルトのコーナーにちょこんと、こんなものが置いてあります。
f:id:p1gch7349:20160504110628j:image
KronJäst、生イーストです。
価格は一つ50gで1.5SEK、日本円でおよそ20円前後。ドライイーストとくらべて断然安い。
日本のスーパーでいう牛脂みたいな。笑
ちなみにこの生イーストには二種類あって、赤は菓子パン、青は調理パン用(というか、かたいパンかな?)のようです。
値段は、赤の方がほんのちょっとだけ高いです。ほんのちょっとだけど。
消費期限は1週間ほどだったかと思います。
粘土のような触感で、ドライイーストよりはるかに香りが強いです。

kanelbulle(シナモンロール)大国だけあって、パンを頻繁に作る家庭が多いのかな?
日本で生イーストにお目にかかれることなんて滅多にないから、これを見つけた時ちょっと感動しちゃいました。


いろいろと扱い方はあるかと思いますが、普段私は仕込み水(牛乳)に生イーストと砂糖を溶かして使っています。
仕込み水をちょっと温めると発酵が活発になるのですが、人肌以上の温度になると逆に菌が死んでしまうので、注意です。
この前温めすぎた牛乳を横着して冷まさず使ったら、見事に膨らみませんでした…

ちなみに、生イーストの量はドライイーストのレシピに3倍すればよいみたい。


あんぱんも作れるよ

パンを作る工程の写真とかあればよいのですが、残念ながら死ぬ気でパンを捏ねている最中に写真を撮ることはできず。笑

その代わりこれまで作ったパンを幾つか紹介します。

f:id:p1gch7349:20160504111846j:image
形はけっこう綺麗なのに、照りがぶさいくなkanelbulleですね〜。笑
ねじった生地を結んだこの形、なぜかストックホルム成形というらしいです。
他にも、かもめ食堂で出てくるフィンランドでよく見られる形や、広げた生地を端から丸めて金太郎飴のように切ったぐるぐるのシンプルなタイプなど、kanelbulleの成形も奥が深い。

f:id:p1gch7349:20160504112217j:image
こちらの成形は…ちょっとよくわかりません。笑
かなりダイナミックですが、パールシュガーでなんとか誤魔化せている、のかな?笑
成形がぶさいくでも、膨らんじゃうと意外とサマになったりします。

f:id:p1gch7349:20160504112939j:image
これはたしか、パンプキンペーストを練り込んだバージョン。

f:id:p1gch7349:20160504112357j:image
さて、こちらはあんぱんです。
中のあんこも、豆から煮て作っています。
肝心のあずきですが、ICA maxiなどの超大型店舗に行くとたまにAdzuki bönorが置いてあります。
一部スケルトンになっていて、ボーダーの柄のポップなパッケージです。写真なくて、ごめんなさい。
ふりかけてあるのはけしの実ではなく白ゴマです。笑

f:id:p1gch7349:20160504113357j:image
こちらは惣菜パン。
奥がソーセージパン、手前がハムチーズオニオンパンなのですが、見ての通りこれが膨らまなかった失敗作…。笑
オーブンの焼き設定を間違え、発酵しないわ乾燥が激しいわで、もはやパンというよりビスケット。
具は美味しかったのになあ!
今度リベンジするかもしれません。


材料のおはなし

スウェーデンは、小麦粉もバターも日本より相当安く売っているので、パン作り生活が捗ります。

ちなみにスウェーデンで売っている小麦粉、Vetemjölはほぼすべて強力粉。
何回か薄力粉は売ってないのかと思い、ググったり探したりしてみましたが、未だに出会えていないです。
とはいえ、ケーキ類もかなりの回数この強力粉で作っています。笑
さっくりしっとりというよりかは、ちょっと重くてぎっしりした感じにはなりますが、まあ許容範囲ってところでしょうか。

バターに関して、無塩が1番高いのはどこも同じですねー。
有塩バター500gで25SEK、だいたい350円くらい。
日本だったら200gも買えるか怪しい値段…。

本当は、牛乳の脂肪分や、バターの塩分、小麦粉のグルテン比率を気にしたり、生地の調子を見て水分を調節したりするのかもしれませんが、アマのアマなのでわかりません。笑
それでも、けっこう美味しいパンは作れます。特に焼きたてってもうなんでも美味しい。


共同キッチンのある寮に住んでいればおそらく必ずオーブンはあると思うので、留学生のみなさんは気が向いたら参考にしてみてくださいな。